眼鏡のお話

夏休みに入っちゃうんですよね〜。夏休みの宿題は7月中に終わらせるのが好きだったんですけど、自由研究なんて夏休み前に終わる事もあったくらいでしたからね。そんな夏休みの宿題も唯一出来なかった宿題があったんですよね。
小五か小六の時に理科で星の授業をやったと思うんですけど、夏休みになって天気の良い時に「星の動きを観察してくる」という夏休みの宿題が出たんですよ。それまでは視力の悪さなんて、どーって事無いと思っていましたし、親からも眼鏡にした方が良いんじゃないって言われたんですけど、眼鏡は何か恥ずかしくて嫌がっていたんですよね。
それで天体宿題グッズの作り方なんですけど、硬い四角の箱に四角の穴を開けまして、その上からサランラップをピーンと貼り付けまして、そこから夜空を見上げるようにするという物を作れば完成です。そして「カシオペア座」を見まして、油性のマジックでサランラップの上に印をつけるんですよ。んで、一時間後、二時間後と同じ場所で同じやり方で「カシオペア座」を見まして、地球の自転か公転かを感じるという宿題だったんですけれども・・・。天体宿題グッズは完成したものの、いざ星を見ようとすると比較的「見つけやすい」と言われている「W型のカシオペア座」が全く見つけられないんです。その時はただ天気が悪いんだーって思って次の日にしようと思っていたんですけれども、結局この宿題だけは出来なくて夏休みは終わっていきまして、この時はまさか目が悪いという原因で星が見えないなんて解らなかったんですよね。
二学期最初の理科の授業でみんなが持って来ている星の観察の宿題みんなしっかり出来ているんですよ。「え゛っ」って、まさか友達に「星が見えなかったもん」なんて言える訳もなく、ただただ何も書いていないサランラップを見て何か悲しくてそれ以上に悔しくて理科の授業は一時間ズーッと下を向きっぱなしだったんですよね。その日の昼休み先生に呼び出されまして、自分はてっきり宿題の事で怒られると思いまして、職員室に行ったんですよ。するとですよ理科の時間落ち込んでいたのが先生には解ったようで「お前の今の視力だと星は見えないよな」って「ただこの事で星を嫌いになるのだけは辞めてくれよな」って言われまして、なんだか知らないんですけど、それだけの言葉で泣いちゃったんですよねwww
って事でですよ、その週に生まれて初めて眼鏡を作りに眼科や眼鏡屋さんに行きまして生まれて初めて眼鏡をかけた訳ですけれども、ビックリするくらい物がハッキリと見えた事を覚えてます。その後は滅多に行かない図書室に行きまして「星の本」というのを借りて夜はズーッと夜空を眺めていたとても素直な子だったんですけれどもww
今でも星は好きですよ。星の名前と星座くらいは探せますしある程度は説明できたりするんですけど、そんな事よりももっと大切な事を気づかせてくれた夏休みの宿題になったんですよね(^^