ゲキハロ リバース!〜私の体はどこですか?〜

さて、ゲキハロの感想でも書いてみましょうか。DVDまで(販売されるかどうか今の所未確認なのですが)という方はネタバレ注意です。。。自分が見たのは初日の夜で、まーある程度の失敗なんかは大目に見なきゃなんないなーと思っていたのですが、序盤から予想を遥かに超えてきた演技を魅せてくれまして、この時点で失敗どうのこうのよりも劇の中に自分が入り込んじゃって、開始五分早々で笑って最終的には泣いてのとっても良いお客さんになっちゃいましたねw
印象に残ったシーンを書き残しておこうと思います。
〜部活動勧誘〜
つかみのシーンです。これは解りやすい設定紹介でしたよね。
「私立ベリーズ学園の皆さん部活入りませんかー」
部活紹介にちょいちょい小ネタ入れつつ紹介していくんですけど、本来競歩も充分面白い競技(競歩やっていらっしゃる方に失礼ですけどねw)なのですが、これがネタフリなんですよね。四つ見てもし自分が入るとするならば「茶道ダンス」でしょうね〜あの冷静さあのおしとやかさ実に学びたいものですね。誰ですか気持ちが悪いなどと言った生徒はっ8ビートのリズムで苦いお茶を飲んでもらいますよw
〜生徒会登場〜
漫画オタク→お嬢様→生徒会長。こちらは部活動組のツッコミで笑いを取る感じで、どちらかと言えばこちらの方が笑ったかな。「スーパーサイヤ人になれなかったクリリン天津飯や・・・のようなもの」な須藤さん、お辞儀30℃実は15℃くらいな清水お嬢。んで我らが熊井生徒会長。振りとして数々の問題に簡単に答える会長・・・
川*^∇^)||<「それはルート5の覚え方よ、サヨナラ」
最後に眼鏡かけていないのに眼鏡を上げる熊井生徒会長に萌え殺されかけますw
ここでBerryz工房は全員登場。桃子ちゃんのナリキリぶりが凄かったかな、あとりーちゃんの運動部バリバリの台詞の言い回し方もなかなかのもんだったかなと。佐紀ちゃんのお金持ちのお嬢様役なんてオーラ出てましたものwそれぞれ考えながら役になりきっていたのかなと。
〜KYMさん登場w〜
国家用務員さんでしたっけ、物語のナビゲーター的存在でしょうか。最後にも解るんですけどミステリーと申しますか単に笑い、感動だけではなくちょっぴりホラー的な要素が含んでいるのも自分を虜にさせた要素の一つです。盛井さんのドシッとした演技が劇場を引き締めてくれます。
〜藤元先生登場〜
部活存続決起集会らしきシーンで友情純情Oh青春のテーマにて登場。カールルイスとソクラテスと「ひげもじゃのおっさん」。陸上部の顧問なんですけど、どうやら解っていてボケる部の顧問の先生でもあるようですwりーちゃんと藤元先生の息がピッタリ。それだけの事なんですけど笑ってしまうんですよね。あと茶道ダンス部のドアの開け方閉め方の徹底振りですかプロ所以の才能ですよね〜w
〜全校生徒の1%〜
書記により秘密のアジト化された生徒会長室。部活廃止のためにアンケート調査の報告などをするわけですが、須藤さんの少し変な笑い方の出典が解りませんw佐紀ちゃん
川;;・_・リ「うわーアルファベットだー」
がツボだったでしょうか
〜校長先生登場〜
部活動派の「へへ〜」にとりあえず撃沈w登場はキーワードの「ホケキョ」です。何ゆえこんな面白くない事言うのかと思ったらwww入れ替わった事を解りやすくするためだと後々に気づくのですがね。この校長先生がまた強烈なキャラを持ったお方で台詞と動きが目を離させてくれませんwさすがは本物の舞台俳優さんです。オーラが半端じゃないですよね。舞台は何度が見に行った事があるんですけど、こういう女優さんは今まで見たことないなと。
(美津乃さん)ノ(^∇^*川 イイコイイコ、イイコイイコ
このシーンでBerryz学園の校長は菅谷さんに弁論、熊井さんに競歩という課題を与える訳です。この台本「悪役」を作らないという変わった本でして、大抵の場合、生徒会が悪役になったりするんですけどね、文武両道を目指す学園にはそういう悪役設定は無かったようですね。
〜倉増タン登場w〜
川*^∇^)||<あ、あの・・・校長先生なら・・・
なんつーか萌えだ萌えw一緒に写メール撮るシーンなのですが、写メール撮ろうとしたら鳴る電話それに出ようとする佐紀ちゃん。な時に一緒に並んでいたはずの会長が離れていく。。。ツンデレですよね〜w性格的にツンってほどツンでは無いんですけどね、勉強重視の完璧主義者だと思っていた生徒会長にもこういう学生らしい所があったというのはポイント高いのですw
・・・その後入れ替わります・・・
〜斉藤さんの一撃!!〜
藤元さんは新婚なのに奥さんの事が解らない、一方菅谷さんは・・・
州*‘ ー‘リ<ひっげがない〜♪
熊井さんのほうは・・・
川#^∇^)||<ほぅ〜ほほぅ〜私でなければ怒ると
それで、斉藤先生登場です。
(斉藤さん)<おはよーじゃあ今日は宮沢賢治の作品を読みましょうぬうぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
(美津乃さん)<先生、時間がもったいないです
ホント勉強になりますwこういうのを見ると「笑い」って積み重ねて積み重ねて作るもんなんだなーって改めて思いましたね。これはホントやられちゃいましたねw4人が入れ替わったのをより解りやすくするシーンだったてのでしょうけど、解っているんですけどね、ギャップって言うんですかね〜、それに加えてあの斉藤さんの驚き方が完璧すぎて一番笑ったシーンだと思います。
〜四人入れ替わり〜
ってな訳で、劇中でも本当に入れ替わっているんだなーって思うくらい四人が四人とも演技の演技をしていらっしゃったのですが、藤元先生と美津乃校長の自虐というべきかwwwココはなんとも言えない面白さがありましたねw切るだの切らないだの、体がダルイの何なのったね
川*^∇^)|| はひほ〜ふへほ〜はひほ〜♪まるで若者
熊井ちゃんは、真面目な生徒⇒明るい校長へ性格を変更されちゃいました。
川#^∇^)||<藤元先生、私死ぬかも知れませんわw
競歩って見た目以上に厳しい競技だという事は知っているんですけど死にはしませんよね。
競歩練習〜
小遣いアップ大作戦のイントロで練習wこの時点ですでに怪しい雰囲気があるんですけどね。前日よりも三秒更新・・・・、いやなんだ競歩ってなんじゃ競歩ってwww今から思えばこれほど劇場の舞台に都合の良い陸上競技はないですよね〜wこの練習を見守る校長がね、また初々しくてこの時点でこの人推せるってwなんかキュンとね来るものがありまして、入れ替わりの演技で熊井ちゃんに成りきっていたって事なんでしょうかね〜。
〜失恋〜
ここでかかった洋楽はなんと言う曲なんでしょうかね。このシーンはダブルパンチで切なくなりまして、ちょっと涙がポロポロって。菅谷さんと藤元先生の話。一方倉増さんに振られてしまう熊井さんと校長先生。失恋のシーンは息が詰まるくらい切なかったですね。
川*^∇^)||<良い?思いが伝わらない小さな片思いだって立派な恋愛なのよ
(藤元先生)<あんた達の育て方は間違ってなかった。俺が保障します
すんごい良いセリフに聞こえますもんね〜あの雨という演出と音楽は自分の心に突き刺さりましたね。今思えば何が?何で?って感じもするんですけどね。見ているときは相当劇の中に入り込んじゃっていたようですね。深い深い世界です。
〜大会本番〜
競歩の方は109が湯徳さん53が小峰さんで森さんは何番だったっけ?wんで我らが校長は901番wこれは無事に藤元先生に入れ替わり優勝を果たす訳です。一方弁論大会の方は校長先生に入れ替わりこちらも優勝します。
そんな結果は解っているんですけど、解っていたはずなんですけど、夢中になったらそんな事も解らずにハラハラドキドキしてる自分がいたりしてね。
(美津乃さん)<たとえ頂点に立っても人格が伴わなければ尊敬されません
州*‘ -‘リ<あなたはスポーツしか出来ない人間、勉強しか出来ない人間どちらですか?
重い思い銃弾が自分の邪悪な心を貫通した瞬間です。簡単に言えば浄化でしょうかw別に自分が何かの頂点に立った訳では無いのですが、はっきりいえないですけどw納得させられたシーンです。
ソクラテスのいたずら〜
ラストですね。一応元通りになるんですけどね一応ね。ここでようやく"ちらし"にも書いてあった・・・
(美津乃さん)<私やっと解りましたオトナって大変ですね
川*^∇^)||<私も解ったわ。子供ってもっと大変よ
というセリフからエンディングへ流れていくわけです。元に戻らなかった「理由」ってなんでしょうかね。それを考えるのも舞台の面白さ。ちなみに自分が考えた「結果」、しっかりしすぎるぐらい完璧な生徒会長はもはやBerryz学園の生徒には相応しくなかったのではないのかなと、むしろ少しお茶目な子供のような校長先生の方が生徒に相応しかった。生徒会長も校長も「しっかりしている」と言う点では似ていた訳ですけどね。。。ソクラテスの考えていることは解りませんねw元に戻らなくて悲しまない二人、むしろ前向きな二人こそが相手の事を充分に考えられる人格者。人間ってそうあるべきで無いのかなと言うのが自分の出した「答え」です。

ここに名前が出なかった方もシーンも沢山あるんですけどね。もちろん楽しませてくれましたし面白かったんですよ。・・・ただ思い出せないだけで、ファントマさん特に美津乃あわさんと藤元英樹さんの演技は年齢差なんて感じさせないくらい名演技でして流石でしたよね。
一公演しか見れなかったのは確かに残念だったんですけれど、一公演でも見れた自分は幸せ者だと感じていたいですね。見終わった後は「もう一回見たい」とかそういう考えは全く出ずですね、すんごい満足感に包まれて池袋を出たと思うんですよね。昨年くらいから何度かベリヲタ辞めようって思った時期もあったんですけどね。そこはさすがはBerryz工房ですよ、熊井ちゃん一人だけじゃなく七人全員が魅せるパフォーマンスが自分の迷い心を見事に打ち砕いて行くんですよね。「Berryz工房のファンで良かったー」って心から思える舞台でしたね。